ライブカメラの映像を確認する際、多くの一般ドライバーが陥りがちな典型的な認知バイアスがあります。それは「カメラに雪が積もっていなければ安全だ」という過信です。
最も警戒すべきは、ライブカメラの画像上では「黒々としたアスファルト」が露出している状態です。遠隔モニター越しには完全なドライ路面に見えても、実際には路面温度がマイナス3℃まで低下し、路面上の水分が極薄の氷の膜となって張り付いているケースが多発します。これこそが「ブラックアイスバーン」と呼ばれる現象であり、スタッドレスタイヤを履いていても時速40km程度でコントロールを失う危険性を孕んでいます。
また、ネット上の口コミで頻繁に見られる「護摩壇山さえ越えて龍神温泉側に下り始めれば安心」という言説も危険な誤解です。南斜面は日照時間が長く雪解けが早い一方で、解けた雪解け水が夕方15時を過ぎると一気に再氷結します。昼間に通過した時は問題なかったカーブが、帰路にはツルツルのスケートリンクに変貌していたというトラブルが毎年後を絶ちません。「ライブカメラで雪がない=凍結していない」という短絡的な判断は絶対に捨ててください。