エリート街道を歩んでいたふくらPですが、大学在学中に大きな転機が訪れます。東京大学クイズ研究会(TQC)で圧倒的な実力を誇っていた伊沢拓司氏から「Webメディアを立ち上げるから力を貸してほしい」と声をかけられ、2016年のQuizKnock立ち上げに初期メンバーとして合流したことです。
当時、文字中心のWebメディアとしてスタートしたQuizKnockに対し、「これからは絶対に動画の時代が来る。YouTubeチャンネルを開設すべきだ」と強く主張し、実際に動画部門をゼロから立ち上げたのがふくらPでした。企画の考案、サムネイルの設計、テンポの良い編集フォーマットの構築など、裏方プロデューサーとしてチャンネル急成長の基盤を築き上げました。
しかし、メディア運営の過密なスケジュールと学業の両立は困難を極め、最終的に東工大の中退を決断。当時のインタビューや手記において本人は「中退という選択に葛藤がなかったわけではないが、目の前にあるQuizKnockという挑戦に全霊を注ぎたかった」という趣旨の告白を残しています。安定した学歴を捨てて自らの直感とクリエイティビティに賭けたこの覚悟こそが、現在のブレイクを生む原動力となりました。