「汚れたら洗濯機で丸洗いできる」という宣伝文句にも注意が必要です。一般的な繊維ラグと異なり、タイルカーペットの裏面には重みのあるバッキング材(ゴムや樹脂)が貼り合わされています。この重厚な構造が災いし、実際に洗うと洗濯後に乾かない手間が大きな負担としてのしかかります。
裏面が水を通さないため脱水機にかけても水分が抜けにくく、陰干しで完全に乾くまで丸1日〜2日を要することも珍しくありません。生乾きのまま床に戻せば、前述したカビや異臭の直接原因となります。
ペット愛好家の間でも評価が二分しています。犬や猫の関節保護には非常に有効である一方、ペットの粗相による臭い対策では想定外の苦労を強いられます。粗相の水分は継ぎ目を通って裏面やフローリングにまで瞬時に浸透するため、1枚を洗うだけでは済まず、結局周囲の数枚をめくって床ごと拭き掃除と消臭処理を行わなければなりません。