いま、渋谷の街ではカルチャーと観光が結びついた新たな経済のうねりが起きている。映画やドラマ、ミュージックビデオのロケ地を巡る「映像制作・ロケーションツーリズム」の広がりだ。渋谷駅周辺のスクランブル交差点や雑居ビル群のサイバーパンク的な熱気と、代々木公園が持つ圧倒的な静寂とスケール感。このふたつのコントラストが、世界中のクリエイターを惹きつけてやまない。
時計塔を背景にしたワンカットは、都市の孤独感や青春の開放感を象徴するアイコンとして映像表現の中で重宝されてきた。コンテンツを通じて街のファンになった旅行者が実際に現場を訪れ、周辺のカフェやショップへと回遊していく。代々木公園時計塔は、カルチャーの発信地である渋谷のストーリーを繋ぐ重要な中継点として機能している。