欧州の大手ブックメーカー各社のオッズ推移を見ても、市場の評価はブライトン優勢に傾いている。ホームチームの勝利には1点台半ばの堅実な数字がつけられている一方、サウサンプトンの勝利は6倍から7倍近い高配当が並ぶ。妥当な評価に見える。だが、ベッティングのプロフェッショナルたちが注視しているのは、ここ数時間でサウサンプトンの引き分け以上に資金が急流入している奇妙な動きだ。
ブライトンは格下相手に取りこぼす悪癖を完全に払拭できたわけではない。引いてスペースを消す相手に対し、ポゼッションを高めながらも決定打を欠き、後半アディショナルタイムにセットプレー一発で沈む――そんなシナリオを警戒する声は現地ジャーナリストの間でも根強い。オッズが示す圧倒的な優劣の裏には、一筋縄ではいかない波乱の火種が確実に燻っている。