パスタの主原料であるデュラムセモリナは、硬質小麦特有の豊かなグルテンと黄金色が特徴だ。しかし、ブランドごとに製法が異なり、表面のテクスチャーにも明確な違いが存在する。例えば、テフロンダイス製法で作られる「バリラ(Barilla)」は表面がつるりとしており、湿気の影響を比較的受けにくい。一方、ブロンズダイス製法を採用する「ディ・チェコ(De Cecco)」は表面にざらつきがあり、ソースの絡みが抜群な反面、空気中の湿気や匂いを吸着しやすい繊細さを持つ。
ブロンズダイスのパスタを開封した後は、よりシビアな密閉管理が求められる。脱酸素剤を容器に同封する、あるいは密閉ジッパーバッグに入れて空気をしっかり抜くなど、銘柄ごとの性質に合わせたケアを行うことで、最後までデュラム小麦本来の香ばしいアロマを堪能できる。