シーズン本番を迎えると、現地では夏の風物詩である「北竜町ひまわりまつり」が華々しく開催される。期間中は巨大なひまわり迷路をはじめ、園内を周遊するトラクター遊覧車「ノンノ号」、地元グルメが勢ぞろいする特設ショップなど、世代を問わず一日中楽しめる催しが目白押しだ。
この一大拠点は一朝一夕に築かれたものではない。1979年に町職員が旧ユーゴスラビアのひまわり畑に感銘を受け、わずか1戸の農家が栽培を始めた小さな種が発端だった。その後、佐野豊前町長ら歴代のリーダーシップのもと、北竜町役場と地域住民が一丸となって景観形成と土壌改良に心血を注いできた。行政と町民の強い結束が、名実ともに日本一のひまわりの里を育て上げたのである。