子宮頸がんの治療法は、進行度(ステージ)や将来の妊娠希望(妊孕性の温存)の有無によって大きく分かれます。
ごく初期の「ステージ0期(上皮内がん)」や「Ia1期」であれば、病変部のみを小さく切り取る「子宮頸部円錐切除術」が選択され、子宮の本体を残すことで将来の妊娠・出産が可能です。しかし、「Ib期」以降に進行すると、子宮全体や周囲の組織、リンパ節を広範囲に摘出する「広汎子宮全摘術」や、放射線治療と抗がん剤を組み合わせた「化学放射線療法(CCRT)」が必要となります。
手術を受けた芸能人たちがブログや著書で切実に綴っているのが、術後に直面する過酷な後遺症と精神的葛藤です。
- 下肢リンパ浮腫:骨盤内のリンパ節を切除することでリンパ液の流れが滞り、足が著しく腫れ上がる症状。一生涯にわたる弾性ストッキングの着用やマッサージなど日常的なケアが求められます。
- 排尿障害:膀胱周辺の神経を切断・損傷することで、尿意を感じにくくなったり自力排尿が困難になったりする後遺症。
- 卵巣機能の喪失:卵巣を摘出した場合、急激な女性ホルモンの低下によって若くして更年期症状(ほてり、発汗、不眠、骨粗鬆症リスク)に見舞われます。
何よりも「命は助かったが、子どもを授かる道を断たれた」という深い精神的ショックは大きく、彼女たちはその喪失感と向き合いながら一歩ずつ回復への道を歩んでいます。