手厚い経済的メリットがある反面、誰もが入れるわけではありません。三鷹寮の入居倍率は例年約2倍から3倍超で推移しており、希望者の半数以上が落選する厳しい競争環境が続いています。
東京大学が公表している募集要領に基づくと、選考において最も決定打となるのは「世帯の経済的困窮度(家計基準)」と「実家からの通学困難度(距離・所要時間)」の2軸です。日本学生支援機構(JASSO)の基準に準じた厳格な審査が行われ、家庭の総所得が一定基準を下回っている世帯が最優先されます。
選考に落ちてしまった学生の主な要因を分析すると、以下の3パターンに集約されます。
- 所得基準の上限超過:実家が地方であっても、世帯年収が大学の定める困窮度基準を上回っている場合。
- 通学圏内と判定されたケース:関東近郊(神奈川・埼玉・千葉の一部など)在住で、公共交通機関を使えば片道2時間以内に通えると判定された場合。
- 申請書類の不備・遅延:所得証明書類や課税証明書などの提出漏れ、または申請期日を過ぎた提出。
選考に通過する学生の多くは「地方出身かつ家計基準を満たしている新入生」であり、単に遠方だからという理由だけで無条件に入居できるわけではない点に注意が必要です。