岩屋の滝は、訪れる季節によって劇的にその表情を変えます。どの季節に訪れても独自の魅力がありますが、特に評価が高いのが晩春の新緑ハイキングと晩秋の紅葉シーズンです。
5月中旬から6月にかけては、木々が一斉に萌え立ち、透き通るような緑のトンネルが遊歩道を覆います。雪解け水や初夏の降雨によって水量を増した滝は最も迫力があり、エメラルドグリーンに輝く滝壺とのコントラストは息をのむ美しさです。
一方、10月下旬から11月中旬にかけての紅葉シーズンには、モミジやカエデ、ブナの葉が深紅や黄金色に染まり、黒光りする岩肌と白条の滝を鮮やかに彩ります。落葉が水面に浮かぶ光景は、まさに一幅の水墨画のような風情を醸し出します。また、真冬の厳寒期には滝の一部が凍結する「氷瀑」の現象が見られる年もあり、四季折々のダイナミズムを体感できます。