ネット検索の世界では、小室哲哉の離婚歴に関して重大な誤認がしばしば見受けられます。最も典型的なのが、「小室哲哉は最初の妻にも巨額の慰謝料を支払えず揉めたのではないか」という混同です。
これは明白な誤りです。世間を震撼させた巨額の慰謝料問題や、支払いの滞納に端を発するトラブルは、2人目の妻である吉田麻美(Asami)との離婚合意において発生したものです。当時、約7億円とも言われる破格の支払いを約束したものの、その後の小室自身の事業失敗や楽曲著作権売却の混乱によって資金繰りが逼迫し、不払い問題へと発展しました。
対照的に、大谷香奈子との離婚においては、法的な金銭トラブルや長期にわたる係争の記録は一切存在しません。財産分与や手切れ金に関する憶測記事が週刊誌を賑わせたことはあったものの、大谷自身が沈黙を貫き通したため、金銭的なスキャンダルに発展することはありませんでした。この「引き際の美学」こそが、彼女が後に実業家として各界から信頼を獲得できた本質的な理由と言えます。