テレビ朝日系の『ロンドンハーツ』や『アメトーーク!』は、彼女の才能を最も残酷に、かつ美しく開花させた場所だ。百戦錬磨の先輩芸人たちから容赦なくイジられ、あるいは逆に鋭利なカウンターを食らわせる。そのやり取りには一切の嘘がない。予定調和を嫌う大物司会者たちが、こぞって彼女に話を振るのは、彼女が確実に「本音の弾丸」を撃ち返してくるからだ。
特に女性芸人が集うひな壇企画における彼女の立ち回りは圧巻である。過剰なマウント合戦に加担するわけでもなく、被害者面をするわけでもない。ただ客観的な事実を少し斜めの角度から突き刺し、スタジオに爆笑と心地よい緊張感をもたらす。この高度なバランサーとしての手腕は、制作者側にとってもはや計算できる計算外として重宝されている。