ダルビッシュ家の次男であるダルビッシュ翔は、かつて少年院収容や逮捕劇といった荒れた青春時代を過ごした過去を持つ。世間からは冷ややかな視線を浴びることも多かったが、彼の人生を劇的に変えたのが格闘技との出会いだった。地下格闘技のリングで裸一貫から戦い抜いた翔は、己の肉体と魂をぶつけ合う中で過去の過ちと真正面から対峙。現在は実業家として起業し、社会貢献活動や若者支援の輪を広げる存在へと見事な転身を遂げている。
一方、三男のダルビッシュ賢太は、元タレントやボディビルダーとしての活動を経て、精巣がんの公表という大きな試練に直面した。過酷を極める抗がん剤治療や激痛に耐えながらも、病室から発信し続けたリアルな言葉は、同世代のファンを中心に大きな反響を呼んだ。壮絶な半生を乗り越えた2人は、単なる「大物大リーグ投手の弟」という看板を脱ぎ捨て、自らの足で立つ一人の人間として力強く生きている。