原作漫画全31巻のクライマックスにおいて、読者が最も固唾を呑んで見守ったのが杉本佐一の最終的な生死と結末でした。五稜郭および暴走する権利書争奪列車での最終決戦において、杉本は宿敵・鶴見中尉らと壮絶な死闘を繰り広げます。
激闘の果てに重傷を負った杉本ですが、見事に生還を果たします。争奪戦の終結後、杉本は手に入れた金塊の一部を携えて東京へと戻り、かつて愛した女性であり親友の妻である梅子のもとを訪れます。そこで梅子の眼病手術が無事に成功していたこと、そして彼女がすでに前を向いて自立して生きていることを確認し、過去への執着と罪悪感に自ら区切りをつけました。
その後、杉本は再び北海道へと戻り、アシリパと共にアイヌの権利と大地を守りながら生きていく道を選びます。「生きて良い理由」を探し求めていた男は、過去の呪縛から解放され、最愛の相棒と共に穏やかな未来を歩み始めたのです。