自身のまぶたの下がり具合が医療機関を受診すべきレベルにあるかどうかは、客観的な指標で測定できます。形成外科や眼科の初診時でも用いられる簡易判定法を試してください。
まず、鏡の正面に立ち、両手の人差し指で左右の眉毛の上をしっかりと押さえます。これは、無意識に額の筋肉(前頭筋)を使って眉を持ち上げる代償運動を封じるための手順です。その状態のまま、ゆっくりと正面を見つめてください。
判定の基準となるのが、瞳孔の中心から上まぶたの縁までの距離であるMRD-1(Margin Reflex Distance-1)です。 正常な状態ではこの距離が3.5mm〜4.5mm程度保たれており、黒目の上部がわずかに隠れる程度です。しかし、指で眉を固定した際に「黒目の中心(瞳孔)にまぶたがかかっている」「上方が著しく見えにくく感じる」「MRD-1が2.0mm以下である」という場合、中等度以上の眼瞼下垂が強く疑われます。あわせて、額に深い横じわが刻まれている、慢性的な首こり・頭痛が続いているという自覚症状も、無意識にまぶたを持ち上げようと負荷がかかっている証左です。