32分音符の構造を理解する第一歩は、視覚的な特徴と拍の数学的分割を把握することです。単体で表記される場合、32分音符の旗の本数は3本です。複数の音符が連続する場合は、3本の連桁(ビーム)で束ねられます。同様に、32分休符も棒の左側に3つのフック(ツノ)が並ぶ形状をしています。
音の長さ(音価)に関しては、全音符を基準として均等に32分割した長さを持つことからその名が付けられています。一般的な4/4拍子において、基準となる4分音符(1拍)と比較した場合の数値関係は次の通りです。
16分音符との決定的な違いは、1拍の中に入る音の密度が2倍になる点です。1拍を4分割する16分音符に対し、32分音符は1拍を8等分します。旗が4本ある64分音符となると1拍に16個もの音が詰め込まれますが、基本となる分割原理はすべて2の累乗で共通しています。