耳鼻咽喉科の専門医が口を揃えて推奨する「正しい鼻のかみ方」には、粘膜と中耳を守るための絶対的な基本手順があります。以下の3原則を日常の習慣として定着させることが重要です。
原則1:必ず片方ずつ小鼻を完全に押さえてかむ
両方の鼻の穴を開けたまま、あるいは中途半端に両方を押さえてかむと、空気圧が逃げずに耳へ向かってしまいます。片方の小鼻を指でしっかりと塞ぎ、開放しているもう片方の鼻腔だけに空気を通すことで、必要最小限の力で効率的に鼻水を排出できます。
原則2:口から息を深く吸い、鼻から「フンッ」と小刻みに出す
鼻から息を吸ってからかもうとすると、溜まっていた鼻水を奥へ吸い込んでしまいます。息を吸い込む動作は必ず口で行い、出すときは一度に全力で出し切るのではなく、2〜3回に分けて小刻みに優しく押し出すのがコツです。
原則3:力加減は「全力の30〜40%程度」にとどめる
鼻水が奥に残っている感覚があると、どうしても100%の力で強くかみたくなりますが、これは毛細血管の破綻による鼻血や粘膜の肥厚を招きます。鼻血が出ない鼻のかみ方を実践する上でも、「優しく、複数回に分ける」意識が欠かせません。