漫画家・荒木飛呂彦氏の自著やインタビューで明かされた誕生秘話によると、第5部のテーマは「社会の底辺に弾き出されたアウトローたちの悲哀と矜持」でした。正当な法や社会構造から見捨てられた若者たちが、それでも人間としての尊厳を保って生き抜く姿を描くため、主人公には歴代最大の宿敵・DIOの息子という異例の設定が与えられました。
この出自によって、ジョルノの中には二つの相反する血統が宿ることになります。目的のためには冷酷非情に悪を叩き潰すDIOのDNAと、正義と命への尊厳を重んじる黄金の精神 ジョースターの血統です。悪人を容赦なく抹殺する冷徹さ(無駄無駄)を持ちながらも、仲間のためなら自らの腕をも切り落とす献身性。この二面性こそが、ジョルノの言葉に深みと説得力を与えるエンジンとなっています。
さらに、彼の信条を語る上で欠かせないのがリーダーであるブローノ・ブチャラティの存在です。ブローノ・ブチャラティ 名言として名高い「任務は遂行する 部下も守る」「吐き気をもよおす『邪悪』とはッ!」に見られる高潔な覚悟は、ジョルノの「夢」と完全に共鳴しました。互いを最も理解し合う二人の魂の交感は、チーム全体に伝播し、黄金のような輝きを放ちました。