秋葉原を訪れる多くのファンが最も恐れているのは「お目当ての激レアアイテムを見逃して帰路につくこと」だ。秋葉原のサブカル聖地として君臨するこのビルの魅力を極限まで味わい尽くすためには、階層ごとの特性を正確に把握した上でのスマートな回遊が欠かせない。
1階から上位フロアにかけて整然と、かつ隙間なく配置された店舗群。その核を成すのが、無数のガラスケースがズラリと立ち並ぶ大規模なレンタルショーケースエリアだ。個人出品者たちが独自のセンスで提示する希少な限定品や昔懐かしいノベルティは、まさに一期一会の出会いと言える。毎日正午前後の商品補充タイミングを狙うことで、相場を大きく下回る掘り出し物や、店頭に並んだばかりの最新プライズフィギュアを電光石火の速さで手に入れることが可能になる。
ビル内を上層階へと進むにつれ、ショップの専門性はさらに深化していく。知る人ぞ知る穴場コーナーとして通に愛されているのが、ジャンル別に細分化された訳ありジャンクパーツや限定未開封品の特設棚だ。秋葉原巡りで絶対に後悔したくないなら、エレベーターで一気に上階へ向かい、上から順に階段を下りながら各フロアの隅々まで視線を走らせる「上降型サーチ法」が最も効率的である。