LINEヤフー株式会社が運営する「Yahoo!知恵袋」では、毎日のように喉の痛みの対処法が議論されている。なかでも頻繁に目にするのが「濃い塩水でうがいをする」「マシュマロを食べる」「ハチミツ大根を飲む」といった即効性を謳う民間療法だ。
結論から言えば、これらで痛みが「一瞬で消え去る」ことは医学的にあり得ない。ただし、一時的な症状緩和という点では一部理にかなっているものもある。例えば、ぬるま湯に溶かした適度な濃度の食塩水は、浸透圧の働きで粘膜の浮腫(むくみ)を和らげ、局所の雑菌を洗い流す効果がある。ハチミツに含まれる高い保湿性と微弱な殺菌力も、乾燥による痛みの刺激を和らげるクッションにはなる。
一方で、濃すぎる塩水や刺激の強い食品を直接摂取すると、荒れた粘膜を余計に傷つける危険がある。ネット上の裏ワザはあくまで「病院や薬局が開くまでのごく一時的な気休め」に過ぎず、炎症そのものを鎮火させる根本治療にはならない。