本島北部・やんばるへの玄関口に位置する「道の駅許田」は、全国的にも名高い伝説的スポットだ。名護湾の青い海を間近に臨む国道58号沿いに佇み、創業以来衰えを知らない熱気で旅行者を迎え撃つ。名物の「チョコもち」や外はサクサク、中はふっくらのサーターアンダギーを買い求める行列は、今や日常の風物詩となった。
許田の強さは、単なるノスタルジーではない。北部12市町村の農家から毎朝届く島野菜や希少フルーツ、地元ベーカリーの限定パンなど、ここにしかない品揃えが徹底されている。ロードサイドの小さな売店から始まった施設が、いかにして沖縄を代表する立ち寄り必須の聖地へ上り詰めたのか。その理由は、地元密着の泥臭い仕入れと、旅人の胃袋を掴んで離さない徹底的な商品開発にあった。