飲みやすさを優先するあまり、何にでも混ぜて良いわけではない。例えば、グレープフルーツジュースや一部の柑橘類は、肝臓の薬物代謝酵素に影響を与えて薬の血中濃度を変動させる恐れがある。また、牛乳などの乳製品やカルシウムを多く含む飲料は、生薬成分と結合して吸収を低下させる可能性があるため、自己判断での多用は避けるべきだ。
厚生労働省や独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、医薬品の適正使用に関する注意喚起を継続的に発信している。公益社団法人日本薬剤師会も、自己流のアレンジで服用を続ける前に、必ずかかりつけの薬局で相互作用の有無を確認するよう呼びかけている。特に甘草(カンゾウ)や麻黄(マオウ)など、過剰摂取に注意すべき生薬が含まれる製剤では慎重な取り扱いが欠かせない。