松本ひで吉の作品に通底しているのは、徹底した「他者への敬意」だ。それが人間であれ、犬であれ、猫であれ、あるいは奇妙な霊であれ、彼女は目の前の存在をコントロールしようとせず、その奇妙さや不完全さを丸ごと愛おしむ。だからこそ、その笑いは誰かを傷つけることがなく、どこまでも温かい。
めまぐるしく価値観が移り変わる現代社会において、彼女が描き出す素朴で力強い生命の輝きは、乾いた日常を潤す確かな処方箋となっている。次なるステージへと歩みを進める稀代の作家が、次はどのような驚きと笑顔を私たちに届けてくれるのか。そのペン先から生まれる新たな物語に、期待は高まるばかりだ。 (出典: 松本 ひで 吉(Yahoo!ニュース))
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