映画『コマンドー』吹き替え声優の真実|伝説的名言の舞台裏と現在

映画『コマンドー』吹き替え声優の真実|伝説的名言の舞台裏と現在

映画『コマンドー』吹き替え声優の真実|伝説的名言の舞台裏と現在の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。

本作の伝説を築き上げた声優陣は、現在どのような活動を続けているのでしょうか。時代の変遷とともに、その足跡を辿ります。

玄田哲章(ジョン・メイトリックス役)
シュワルツェネッガー本人から「私の声を最も忠実に再現している」と正式に公認された玄田氏は、2020年代に入った現在も日本声優界の重鎮として第一線で活躍を続けています。『トランスフォーマー』シリーズのオプティマスプライム役や数々のアニメ・ナレーションを通じて、その重厚な低音ボイスは世代を超えて親しまれています。『吹替の帝王』発売時には、テレビ朝日版でカットされていた約12分間のシーンのために新規追録を行い、当時と変わらぬ声圧でファンを熱狂させました。

屋良有作(ベネット役/TBS版メイトリックス役)
『ちびまる子ちゃん』のお父さん(さくらひろし)役などで国民的な知名度を誇る屋良氏。かつて演じたベネットのような狂気じみた悪役から、温かみのある父親役、知的なナレーションまで、その表現の幅広さは業界随一です。現在もベテラン声優として確固たる地位を維持しています。

若本規夫(TBS版ベネット役)
『サザエさん』のアナゴ役や『ドラゴンボールZ』のセル役など、唯一無二のうねりのある声質で絶大な支持を得る若本氏。TBS版で見せたドスの利いた演技は、現在の若本節が確立する直前の硬派な凄みを感じさせる貴重なアーカイブとなっています。

石田太郎(アリアス役/2013年逝去)
『新刑事コロンボ』のコロンボ役や名バイプレイヤーとして数々の大河ドラマや映画で圧倒的な存在感を放った石田太郎氏は、2013年に惜しまれつつ急逝されました。傲慢でありながらどこか哀愁と滑稽さを漂わせるアリアス元大統領の吹き替えは、後進の声優たちにとっても到達困難な金字塔として輝き続けています。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。