清水銀行は本当にやばい?Sbi提携の成果と評判・将来性を徹底検証

清水銀行は本当にやばい?Sbi提携の成果と評判・将来性を徹底検証

清水銀行は本当にやばい?Sbi提携の成果と評判・将来性を徹底検証とはどのようなものなのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

静岡県の金融地図を語る上で避けて通れないのが、強大な資本力と全国屈指の収益力を誇る静岡銀行(しずおかフィナンシャルグループ)の存在です。静岡銀行は県内預金・貸出金シェアで約5割を握る絶対的なガリバーであり、メガバンク並みの商品力と広域ネットワークを展開しています。これに対し、清水銀行の預金シェアは県内第2位とはいえ1割前後に留まっており、常に規模の経済という壁に直面してきました。

この圧倒的な力関係の中で、清水銀行は静岡銀行と同じ土俵で戦う消耗戦を避け、独自のポジショニングを模索してきました。静岡銀行が大企業融資や広域コンサルティング、大規模なグループ総合金融サービスへとシフトする一方で、清水銀行は「旧清水市を中心とする静岡市・駿河湾沿岸部の中小零細企業や個人事業主への泥臭い伴走支援」に活路を見出してきました。大手地銀の効率化によって機械的な融資判断から弾かれがちな小規模事業者にとって、対面で事業実態を丁寧に汲み取る清水銀行のスタンスは、今なお強い防波堤となっています。

さらに近年、静岡県内では静岡中央銀行を含めた地域金融機関同士の棲み分けが一段と鮮明になっています。地銀再編の圧力が高まる日本列島において、静岡銀行の巨大な包囲網に対抗しつつ、独立性を維持しながら地域経済にどう爪痕を残すのか。その生存戦略の切り札として打たれた一手こそが、県外の巨大資本であるSBIグループとの提携でした。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。