大晦日の視聴者の行動様式は、ここ数年で激変しています。SNS(X)の投稿分析や知恵袋等のコミュニティで交わされる生の声、番組制作関係者の証言を総合すると、紅白の消費パターンは完全に二極化しています。
「タイムテーブルが出た瞬間に、スマホのリマインダーにお目当てのアーティストの歌唱予定時間を登録した。家族とお鍋を食べつつ、該当の数分前だけリビングのテレビを占有する」(20代・会社員)
「自室でPCゲームをしながら、手元のタブレットで紅白歌合戦 リアルタイム配信 視聴方法を活用してNHKプラスを流し見。SNSのタイムラインで『演出が神がかっている』と話題になった瞬間、追いかけ再生バーを巻き戻して視聴した」(30代・エンジニア)
かつてのように「家族全員でコタツに入り、オープニングからエンディングまで4時間半じっと見届ける」というスタイルはもはや絶対的なものではありません。NHKプラスの「追っかけ再生機能」を使えば、外出先からの帰宅途中に電車の車内で19:20のスタートから見始めることも可能です。通信環境さえ整っていれば、テレビ受像機の前に拘束されることなく、各自の生活リズムに合わせて番組を解体・再構成して楽しむ視聴者が確実にマジョリティになりつつあります。