「八商」の名を語る上で絶対に外せないのが、全国にその名を轟かせた八幡商業高校 野球部の存在です。春のセンバツ、夏の選手権を通じて甲子園への出場歴は春7回・夏7回を誇り、数々の劇的な名勝負を演じてきました。とりわけ高校野球ファンの記憶に深く刻まれているのが、2011年夏の甲子園・2回戦で見せた9回逆転満塁本塁打による大金星です。滋賀県の高校野球界を黎明期から牽引してきたパイオニアとしての誇りは、今なおグラウンドに息づいています。
近年は近江高校を筆頭とする私立強豪校の台頭により、県予選を勝ち抜いて甲子園の土を踏むハードルは格段に上がっています。しかし、公立高校でありながら充実した専用グラウンドと整った室内練習施設、そして熱心な指導陣とOB会の手厚いバックアップ体制は健在です。推薦中心の私立メガクラブとは一線を画し、「公立の商業高校から再び甲子園へ」という気概を持った地元球児たちが、日々泥臭く白球を追いかけています。