親学に対する世間の評価は、ネット上のコミュニティやSNS、知恵袋などの相談プラットフォームにおいて極めて厳しいトーンで共有され続けています。特に、実際に発達障害児を育てる母親たちからは、自責の念に苦しめられた生々しい手記や告発が数多く寄せられています。
「子どもが自閉症と診断された直後、親学の書籍や講演内容を目にして『自分が母乳で育てきれなかったからだ』『抱っこが足りなかったからこの子の脳を壊してしまったのか』と、毎晩泣きながら自分を責め続けた」(SNS上の当事者の告白手記より)
「医師から『育て方が原因ではありません』と説明されて初めて呪縛が解けた。親学は悩む親を支援するどころか、罪悪感を植え付けて孤立させるカルト的な毒でしかない」(知恵袋・育児コミュニティの投稿より)
教育現場や福祉関係者の間でも、親学の浸透に対する強い警戒感が共有されています。現場のスクールソーシャルワーカーによると、「親学に傾倒した保護者が、学校側が提案する専門療育や通級指導教室への通入を『親の努力で治すから不要だ』と拒否してしまい、子どもの学習や人間関係のつまずきが悪化して二次障害(うつ病や不登校)を引き起こすケースがあった」という深刻な報告もなされています。
2026年現在の親学の状況を見渡すと、旧統一教会問題などを契機に保守派政治家と家庭観をめぐる政策への社会的視線が一層厳しくなったこともあり、「親学」を正面から掲げて活動する自治体や公的機関はほぼ壊滅状態にあります。しかし、民間の子育てサークルやセミナーの中に、巧妙に名称を変えた「伝統的子育て講座」が潜伏している事例も散見されており、保護者が無自覚に巻き込まれるリスクは依然として残されています。