日々の生活でイライラを感じる最大の温床が、職場の人間関係ストレスです。理不尽な指示を出す上司や協調性のない同僚に対して正面から怒りをぶつけても、状況が悪化することはあっても改善することは稀です。
実践的な怒りのコントロール術として効果を発揮するのが、「認知的脱フュージョン(感情の客観視)」です。怒りを感じた瞬間、「私は今、○○さんの言動に対して怒りを感じている」と頭の中で実況中継のように言語化します。主観的な感情から一歩引いた第三者の視点を持つことで、脳の処理が感情モードから思考モードへと切り替わります。
また、物理的に距離を置く「タイムアウト」のルールを自分の中に設定することも不可欠です。「確認してまいります」と言って席を外したり、トイレに立って深呼吸を挟むなど、感情の沸点を物理的に冷ます時間を確保する立ち回りを身につけましょう。