店内に足を踏み入れた瞬間、壁一面を埋め尽くす短冊やホワイトボードのメニュー数に圧倒されます。寿司だけでも数十種類、一品料理に至っては100種類近くが並び、どれを選ぶべきか頭を悩ませる初訪者も少なくありません。編集部が実地調査と愛好家の証言から導き出した、外せないマストバイメニューを紹介します。
まず寿司の部で絶対に外せないのが、小田原近海で揚がる「地アジ」と「地魚3点盛り」です。毎朝港から届く魚介は身の締まりと脂の乗りが抜群で、シャリのほどけ具合も見事な江戸前の技が光ります。鮮魚の旨味をシンプルに堪能した後、間髪入れずにビストロメニューへと移行するのが禅の醍醐味です。
フレンチサイドの看板にして屈指の人気を誇るのが牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニ風です。濃厚なトリュフソースと絶妙な火入れのフォアグラ、柔らかくジューシーなフィレ肉が三位一体となり、高級フレンチレストランと同等のクオリティを誇示します。さらに、香草バターが芳醇に香る「ブルゴーニュ風エスカルゴ」や、小田原の旬魚を使った「白身魚のポワレ シェリービネガーソース」など、ソースの一滴まで自家製パンで拭いたくなる完成度の料理が次々と登場します。
そして忘れてはならないのが、世界最高峰のラインナップを誇るワインリストとクラフトビールです。ウォークインセラーには数千円の手頃な自然派ワインから、ブルゴーニュの特級畑、ボルドーのグランヴァン、果てはロマネ・コンティやサロンといった伝説的銘醸ワインまで数百種が常備されています。回転寿司のカウンターで極上の地魚を味わい、直後にロッシーニとヴィンテージワインをペアリングする体験は、世界中を探してもここでしか味わえません。