離乳食における卵の導入は、「卵黄」から「卵白」、そして「全卵」へと段階を踏むのが鉄則です。鶏卵のアレルギー原因物質(アレルゲン)の大半は卵白に含まれるタンパク質に集中しているため、まずはアレルゲン性の極めて低い卵黄からスタートします。
卵白を開始する具体的なタイミングは、生後7〜8ヶ月(離乳食中期・モグモグ期)に入り、固ゆで卵の卵黄を1個分問題なく食べ切れた後です。卵黄を数回試しただけで慌てて卵白へ進むのではなく、卵黄1個分を消化吸収できる消化器官の発達を確認してから卵白へと移行してください。
卵白の進め方の初期ステップは以下の通りです。
- 第1段階(初日):固ゆで卵白を「耳かき1杯(約0.1g〜0.2g)」のみ与える。平日の午前中、小児科が開いている時間帯を選びます。
- 第2段階(2回目〜3回目):アレルギー反応が出なければ、中2日以上空けて「耳かき2杯」「小さじ1/4(約1g)」へと微量ずつ増やします。
- 第3段階(4回目以降):「小さじ1/2(約2.5g)」から「小さじ1(約5g)」へと徐々にスケールアップし、数週間かけて大さじ1(約15g)程度まで到達を目指します。
小さじ1〜大さじ1程度をトラブルなく食べられるようになれば、白身と黄身を分ける作業から卒業し、離乳食全卵への移行手順へと進むことができます。