Does「バクチ・ダンサー」歌詞の真意とは?銀魂・紅桜篇と交差する熱狂の正体

Does「バクチ・ダンサー」歌詞の真意とは?銀魂・紅桜篇と交差する熱狂の正体

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これほどまでにアニメ本編と凄まじいシンクロ率を誇る「バクチ・ダンサー」ですが、その成り立ちには驚くべき裏話が存在します。当時の音楽専門誌のインタビューや特番において、作詞・作曲を手掛けたボーカル&ギターの氏原ワタルは、「最初からアニメの内容に寄り添って書いたわけではない」という趣旨の証言を残しています。

DOESというバンドは、デビュー以来一貫してスリーピースのミニマリズムと、日本語の響きを活かしたガレージロックの衝動を追求してきました。氏原自身が内発的なロックの衝動として書き溜めていた楽曲群の中に、このリフと骨太なメロディが存在していました。映画制作陣から「修羅」「曇天」を超える劇中歌・主題歌のオファーを受けた際、ストックの中から選ばれたのがこの曲でした。

制作スタッフが絵コンテに楽曲を当てはめた瞬間、スタジオ内に戦慄が走ったと伝えられています。銀時と桂が背中を合わせ、押し寄せる天人(あまんと)の軍勢を斬り伏せていく疾走感あふれる戦闘シーンと、「バクチ・ダンサー」の荒々しいエイトビートが、測ったかのように完全一致したのです。作品に媚びることなく、自分たちの純粋なロック美学を貫いたDOESの音楽性が、『銀魂』という作品が持つ「時代に抗い、泥にまみれながら生きる男たちの哲学」と本質的な部分で完全に共振した瞬間でした。

また、同シングルには映画のエンディングテーマとなった「僕たちの季節」も両A面として収録されています。激動と狂乱を描いた動の「バクチ・ダンサー」に対し、戦いが終わった後の静寂と哀愁、かつての友との別れを想起させる静の「僕たちの季節」。この見事なコントラストによって、作品の持つ深みがより一層際立つ結果となりました。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。