手軽に入手できるフリー素材ですが、近年は権利関係のトラブルやトラブル事例がネット上で散見されます。安心して素材を使いこなすために、知っておくべき3つの落とし穴を検証します。
1. 「フリー素材」=「著作権フリー」ではない
多くの人が誤解しがちですが、「フリー」とは多くの場合「無料で使用できる」という意味であり、著作権自体は作者に帰属しています。利用規約で禁止されている「素材自体の再配布・販売」「商標登録」「公序良俗に反するサイトでの使用」を行うと、規約違反として損害賠償請求に発展するリスクがあります。ハロウィンフリー素材商用利用を謳うサイトであっても、販売用商品(Tシャツやグッズ)へのプリントには別料金が必要なケースも少なくありません。
2. 生成AIによる素材の権利リスクと画質の不揃い
近年急増しているAI生成イラスト素材配布サイトでは、指の本数や装飾の破綻といったクオリティ面の問題だけでなく、学習元データに起因する類似性・依拠性の問題が完全にクリアされていない場合があります。ビジネス用途で使用する場合は、人間のイラストレーターが規約を明記して運営している老舗素材サイトや、法的な補償プログラムを備えたプラットフォーム(Adobe StockやCanva等)を選択するのが極めて堅実な判断です。