厨房を預かる料理長は、台湾の有名老舗レストランで腕を磨いた生粋の職人だ。強火の火力調節、調味料の投入タイミング、肉の部位ごとの切り込みに至るまで、その手さばきには一切の迷いがない。「中華料理の大枠にとどまらず、台湾固有の繊細な乾物文化と火入れの哲学をそのまま日本へ届けたい」と料理長は力強く語る。
さらに厨房を支えるのが、本場台湾で修行を積んだ専属の点心師の存在だ。湿度や気温によって小麦粉の水分量をミリ単位で微調整し、皮のヒダ一つひとつを手作業で均等に織り込んでいく。機械化が進む現代において、あえて手仕事の極みにこだわるクラフトマンシップこそが、他店との決定的な差を生み出している。