当時、完全な新キャラクターとして登場した真希波・マリ・イラストリアス。彼女がなぜ調整不足の仮設5号機に乗ることになったのかも、作品のミステリーを深めた要因でした。
マリは緑色の旧型プラグスーツを着用し、「痛いのは嫌なんだけどなぁ」と愚痴をこぼしながらも、激痛のシンクロに耐えつつ不敵な笑みを浮かべて戦います。マリの搭乗は、単なるネルフユーロ支部の要請ではなく、加持を通じた何者か(あるいは彼女自身の独自のコネクション)の意向が強く働いていました。
彼女は仮設5号機が自爆することを事前に知っていた節があり、激闘の末に使徒のコアをランスで貫いた瞬間、躊躇なく脱出カプセルを射出して機体を爆破させました。シンジやアスカとは異なり、「大人の都合に利用されつつも、それを逆手に取ってエヴァに乗ることを楽しむ」というマリの特異なキャラクター性が、この初陣で見事に描かれています。