借り上げ社宅とは?住宅手当との違いや手取りが増える節税の仕組み解説

借り上げ社宅とは?住宅手当との違いや手取りが増える節税の仕組み解説

借り上げ社宅とは?住宅手当との違いや手取りが増える節税の仕組み解説について押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。

Q1:自分で探してきた気に入った物件を、借り上げ社宅にしてもらうことはできますか?
A1:企業の社宅規程によって異なります。「指定仲介業者経由に限る」とする企業もあれば、家賃上限や専有面積などの条件(例:家賃10万円以下、単身向け40㎡以下など)をクリアしていれば、従業員が見つけてきた物件を会社名義で法人契約してくれる「希望社宅制度」を導入している企業も増えています。まずは勤務先の人事・総務部へ規程の確認をおすすめします。

Q2:将来もらえる年金額が減ると聞きましたが、損をすることはないのでしょうか?
A2:確かに毎月の標準報酬月額が下がることで、将来の厚生年金(報酬比例部分)は年額数千円〜数万円程度減少します。しかし、現役時代に浮く所得税・住民税・社会保険料の削減総額(年数十万円)の方が圧倒的に大きいのが通常です。浮いた可処分所得を新NISAなどで堅実に運用していれば、将来の年金減少分を遥かに上回る資産を形成できるため、トータルで損をする可能性は極めて低いと言えます。

Q3:退職を決めた場合、住んでいる社宅にそのまま住み続ける裏ワザはありますか?
A3:自動的に住み続ける方法はありませんが、退職が決まった初期段階で会社および管理会社へ「個人契約への名義変更(承継)」を打診することは可能です。オーナー側の承諾が得られ、かつ個人の収入審査を通過できれば、引越しをせずに済みます。ただし敷金や仲介手数料を個人として再精算するよう求められるケースが多いため、退職前にある程度のまとまった資金を準備しておく必要があります。

Q4:個人事業主や一人社長のマイクロ法人でも、借り上げ社宅は使えますか?
A4:法人格(合同会社や株式会社)を所有していれば、一人社長であっても役員社宅として利用可能です。ただし個人契約のままでは経費にできないため、必ず会社名義で賃貸契約を結び、国税庁の定める「役員社宅の賃料相当額」を算定して適切な家賃を役員個人から会社へ支払う(給与天引き等)手続きを徹底してください。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。