現場の臨床知見に基づき、医療機関へ急行すべきケースと自宅での経過観察が可能なケースの境界線を整理しました。自身の状況を照らし合わせて客観的に判断してください。
医療機関(皮膚科・救急外来)へ直行すべき人の条件
- 刺された直後から蕁麻疹、息苦しさ、めまいなどの全身症状が出ている人(即119番)
- 過去にムカデやハチに噛まれた・刺された経験がある人
- 首、顔面、頭部など、気道や中枢神経に近い部位を咬まれた人
- 乳幼児や高齢者、重い基礎疾患(心血管疾患・気管支喘息)を持つ人
- 刺傷後24時間以上経過しても激痛が引き攣るように悪化している、または化膿して熱感が広がっている場合
自宅セルフケアで様子を見てもよい人の条件
- 刺された直後(15分以内)に43℃〜45℃のお湯で十分な温熱処置を行えた成人
- 痛みや腫れが刺傷部位の周囲数センチ以内に留まり、拡大していない場合
- 呼吸や血圧、意識レベルに全く異常がなく、全身性の痒みも見られない場合
- 市販のストロングクラスステロイド軟膏を正しく塗布し、痛みが徐々に減弱している場合