SNSや料理掲示板、Q&Aサイトに投稿される失敗相談を分析すると、多くの生活者が「計量のちょっとした認識ズレ」によってご飯を台無しにしている実態が浮き彫りになります。
「炊飯器の内釜の目盛りが剥げてしまい、計量カップで適当に水を入れたら硬くて食べられなかった」「無洗米を普通のお米と同じ感覚で炊いたらパサパサになって家族から不評だった」といった声は後を絶ちません。とりわけ多いのが、「計量カップのすり切りを行わない誤差」と「研ぎ終わった後の水切り不足」です。
料理研究家や現場の調理スタッフが指摘するように、お米を計量カップで山盛りに入れたり、逆に隙間が空いた状態で計量すると、3合の時点で米の量に20〜30gのズレが生じます。米3合に対して30gのズレは、大さじ2杯以上の水加減の狂いに直結します。さらに、研いだ後のザル上げを怠って水が残ったボウルから内釜に移すと、すでに米粒の周囲にまとわりついた水分(約30〜50ml)が余計に加わり、炊き上がりが軟弱でベタついたご飯になってしまうのです。