NFCタグの導入において、専門的なプログラミング知識は一切不要です。活用方法には大きく分けて「タグ自体にデータを書き込む方式」と「スマホ側でタグのIDをトリガーとして検知する方式」の2種類が存在します。
タグに特定のURLやWi-Fi情報を書き込み、誰のスマホでも同じ挙動をさせたい場合は、世界標準の無料NFCタグ書き込みアプリである「NFC Tools」(iOS/Android両対応)を使用するのが王道です。使い方は極めて明快で、以下の3ステップで完了します。
1つ目は、アプリを起動して「書き込み(Write)」を選択し、「レコードを追加」から登録したい項目(URL、テキスト、Wi-Fiネットワーク情報など)を入力すること。2つ目は、「書き込み」ボタンをタップしてスマホの上部をタグにかざすこと。3つ目は、画面にチェックマークが表示され「書き込み完了」の合図を確認することです。この作業だけで、世界に1つだけのオリジナル機能タグが完成します。
一方、自分専用のiPhoneで複雑な処理を実行させたい場合は、NFCタグへの書き込みすら不要です。iOS標準の「ショートカット」アプリを開き、下部の「オートメーション」タブから「新規オートメーションを作成」を選択。「NFC」をトリガーに指定し、手元にあるタグにiPhone上部をかざして名前をつけるだけで、そのタグ固有の製造番号がスマホ側に登録されます。あとは実行したいアクション(音楽再生、タイマーセット、スマート家電の操作など)をブロック感覚で積み上げるだけで、驚くほど高度なNFCタグの使い方が確立されます。