美容医療の普及や高濃度レチノール、高濃度ビタミンCの流行に伴い、現代人の肌は「自らバリアを破壊して炎症を起こしている」ケースが激増している。ここに、スキンケア選びにおける心理的バイアスが影を落とす。
【プロの結論】肌質心理と消費バイアスから見極める判断基準
消費者は「高価格であればあるほど肌を治してくれる」「天然由来・オーガニック成分だから肌に優しい」という根拠なき神話を信じがちだ。しかし皮膚科医や化粧品処方家の一致した見解は、「肌が悲鳴を上げている時ほど、成分数が少なく、生理的脂質(セラミドや脂肪酸)に近い単機能な医薬部外品を選ぶべき」という点である。
以下の基準を参考に、自身の肌状態を冷静に見極めてほしい。
【選ぶべき人(向いている条件)】
- 洗顔直後から肌がつっぱり、粉を吹いたりファンデーションが粉浮きする人
- 美容医療(レーザーやピーリング)の施術後で、肌が一時的に過敏になっている人
- ドラッグストアの流通網を活用し、惜しみなく適量を毎日継続して使用したい人
- エアコンの効いたオフィスや寒暖差のある環境で長時間過ごす人
【慎重になるべき人(おすすめできない条件)】
- Tゾーンや小鼻周囲に皮脂が多く、日常的に赤みのあるニキビ(尋常性ざ瘡)を繰り返している人
- 古い角質が溜まってゴワついているのに、角質ケアを挟まずクリームだけで解決しようとしている人
- 過剰な油分によって毛穴の開きや皮脂酸化のテカリに悩んでいる人(水分補給型のジェルを選ぶべき)