夏祭りにおいて最も配慮を要するのが、0〜2歳の乳児クラスと3〜5歳の幼児クラスにおける身体能力・理解力の隔たりです。全員を同一のルールで遊ばせようとすると、乳児は圧倒されて泣き出し、幼児は物足りなさから退屈してしまいます。発達段階に合わせた明確な棲み分けが不可欠です。
乳児向け夏祭りゲーム(0〜2歳児)では、「競う」「狙う」という概念は成立しません。主眼に置くべきは「触る」「引っ張る」「落とす」といった感覚運動遊びの延長です。例えば、カラーボールを大きな口を開けた動物のダンボールポストに「ポットン」と落とすだけのゲームや、スズランテープをカーテン状に垂らしたトンネルをくぐるくじ引きなど、身体全体で感触を楽しめる仕掛けが絶大な人気を誇ります。この際、誤飲を防ぐため使用するパーツは直径39mm以上(トイレットペーパーの芯を通過しないサイズ)を死守することが鉄則です。
対照的に、幼児向け夏祭りゲーム(3〜5歳児)では、少しの悔しさと工夫で乗り越えられる「適度なチャレンジ性」が熱狂を生みます。的を狙って狙撃する感覚、タイマーに追われるドキドキ感、友達とスコアを比べ合うワクワク感を取り入れます。ただし、順番待ちの列で集中が切れないよう、1人あたりのプレイ時間は30秒〜45秒程度で完結するテンポ設計が欠かせません。