Q1:市販の消毒薬やオロナインを爪の隙間に流し込めば治りますか?
A1:改善は期待できません。オロナインなどの一般市販軟膏には真菌(カンジダ菌や白癬菌)を殺菌する成分は含まれておらず、原因がカビであった場合は効果がありません。さらに、軟膏の油分によって剥離腔が湿潤状態に保たれ、かえって雑菌や真菌が繁殖しやすい環境を作り出すリスクがあるため推奨されません。
Q2:白く浮いてしまった爪の部分は、ハサミで切り落とした方が早く治りますか?
A2:自己判断で剥離部を極端に短く切り落とす(深爪にする)のは厳禁です。爪の下の露出した爪床が外気に晒されて乾燥・角化し、本来の滑らかな接着能力を失ってしまいます。爪は指の先端の丸みを覆うギリギリの長さで水平に整え、浮いた部分はテーピングで保護して固定するのが医学的に正しいアプローチです。
Q3:皮膚科に通院中、マニキュアやジェルネイルは絶対にできませんか?
A3:治療期間中のジェルネイルやアクリルネイルは原則として完全禁止です。密閉空間を作ることで剥離腔の感染リスクが跳ね上がる上、オフ時の溶剤塗布や削り作業が再生途中のハイポニキウムに致命的な打撃を与えます。見た目をカバーしたい場合は、通気性に配慮された医療用ネイルコートや、爪への負担が少ない水溶性ポリッシュの使用可否を担当医に相談してください。