Onスニーカーのサイズ感は小さめ?失敗しない選び方と最新モデル比較

Onスニーカーのサイズ感は小さめ?失敗しない選び方と最新モデル比較

Onスニーカーのサイズ感は小さめ?失敗しない選び方と最新モデル比較について徹底解説いたします。専門家の見解をお届けします。

ネット上の情報では「Onは細いから全員0.5cm〜1.0cm上げれば解決する」という言説が定説のように語られがちですが、これには重大な落とし穴が存在します。過剰なサイズアップは、シューズ本来の機能性を著しく損なうリスクを孕んでいます。

Onの機能の中核を担うのは、ミッドソールに内蔵された樹脂プレート「Speedboard®(スピードボード)」と中空構造のCloudTec®です。着地衝撃を前方への推進力に変換するこのバイオメカニクス機構は、足の「母趾球(親指の付け根)」とシューズの「屈曲溝」が正確に一致して初めて設計通りの反発を生み出します。横幅の狭さを解消しようと全長(縦の長さ)を1.0cm以上伸ばしてしまうと、本来曲がるべき位置ではない土踏まず付近に不自然なねじれが発生し、足底腱膜への過度な負担やアキレス腱の疲労を誘発します。

さらに、踵のカップが後方に余ることで「ヒールスリップ(かかと抜け)」が生じ、歩行のたびに靴擦れを引き起こす原因になります。安易に全長を伸ばすのではなく、「自分の足のどの部位が当たっているのか」を冷静に見極める鑑別眼が求められます。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。