GI療法におけるインスリンとブドウ糖の配合比率は、低血糖事故を防ぐ上で最も厳密な計算が求められるポイントです。標準的なプロトコルでは、「ブドウ糖2〜5gに対して速効型インスリン(ヒューマリンR等)1単位」を目安に設計されます。
代表的な処方例と持続点滴手順は以下の通りです。
【代表的な処方例】
・50%ブドウ糖注射液 50mL(糖 25g) + 速効型インスリン 5〜10単位
・10%ブドウ糖注射液 250〜500mL(糖 25〜50g) + 速効型インスリン 5〜10単位
投与速度は、50%ブドウ糖液を用いる場合は15〜30分程度かけて緩徐にワンショット静注または短時間点滴を行い、点滴バッグを用いる場合は30分〜1時間程度で投与します。患者の原疾患や基礎血糖値、腎機能によってインスリン感受性が大きく異なるため、糖尿病患者や腎不全患者ではインスリン比率を慎重に減量調整する個別化が欠かせません。