国循は1977年の設立以来、吹田市藤白台の地で日本の循環器医療を牽引してきましたが、施設の老朽化と更なる医工連携・先端医療の推進を目的として、2019年にJR東海道本線(京都線)「岸辺駅」前へ大規模移転を果たしました。この移転の経緯は、吹田市と摂津市にまたがる広大な旧国鉄操車場跡地を再開発する一大国家プロジェクト「北大阪健康医療都市(愛称:健都)」の中核施設として位置づけられたことによります。
現在の岸辺駅からのアクセスは抜群で、駅改札からペデストリアンデッキ(屋根付き連絡通路)を通って徒歩数分で直結。雨の日でも濡れずに来院できるバリアフリー構造となっており、高齢の患者や車いす利用者にとっても通院ストレスが大幅に軽減されました。
入院環境も刷新されており、感染症対策とプライバシー保護に配慮した病棟設計が特徴です。気になる入院時の部屋代(差額ベッド代)は、大部屋(4人部屋)であれば差額代金は発生しません。個室を希望する場合は、設備や広さに応じて1日あたり約11,000円〜33,000円程度の標準個室から、特別な設備を備えた1日数万円を超える特別室まで幅広いグレードが用意されています。急性期治療に専念できる静寂性と衛生管理は、移転後の新病棟ならではの大きな魅力です。
現在進行形である健都の最新動向としては、国循に隣接する「健都イノベーションパーク」に国内外の医療関連企業や研究所が集結し、AIを用いた画像診断支援技術やウェアラブル心電計を活用した遠隔医療など、次世代の循環器医療ソリューションを創出する一大拠点へと進化を続けています。