池袋中を手玉に取る臨也にも、完全に思い通りにいかない天敵が存在します。それが実の妹である双子、折原九瑠璃と折原舞流です。
物静かで体操着を好む姉の九瑠璃と、饒舌で文学少女風の妹・舞流。臨也が歪んだ性格に育った反動か、妹たちもまた常人離れした感性の持ち主であり、お互いへの異常に強い執着を持っています。彼女たちは兄である臨也を恐れるどころか、徹底的に冷淡に扱い、時には容赦なくあしらいます。
他人の心理を完璧にコントロールしようとする臨也が、妹たちの突飛な行動には露骨に嫌な顔を見せ、ペースを乱される描写は作中でも屈指のコメディリリーフです。完全無欠の悪童に見える臨也が持つ「人間臭い隙」を浮き彫りにする上で、この双子の存在は物語に欠かせないスパイスとなっています。