さのまるを一目見て誰もが強烈な印象を受けるのが、そのユニークなビジュアルです。ラーメン鉢をすっぽりとかぶり、刀の代わりに串に刺さったフライを提げるスタイルには、地域の魅力を1秒で直感させる緻密な計算が隠されています。
多くのファンが気にするさのまるのモチーフの真相ですが、これは佐野市が全国に誇る二大ご当地グルメである「佐野ラーメン」と「いもフライ」を全身で表現したものです。頭にかぶっている笠は、名物の青竹手打ち佐野ラーメンを盛り付ける本物のどんぶり。笠から垂れ下がっている前髪のような毛束は、ちぢれ麺を模した仕立てになっています。
そして腰に差しているのは、蒸したジャガイモを串に刺して揚げ、特製ソースをたっぷり絡めた伝統のいもフライです。どんぶりを侍の編笠に見立て、いもフライを日本刀に見立てることで、「歴史ある城下町」と「庶民派ソウルフード」の融合を完成させました。お椀のフチに描かれた雷紋(ラーメン模様)や、つぶらな瞳のタレ目加減など、愛嬌とご当地PRが見事な黄金比で調和しています。