搬送先の救急医療機関では、直ちに頭部CTスキャンおよび高解像度MRIによる緊急画像診断が行われました。ファンが最も懸念していたのは、選手生命を脅かすような脳の損傷や顔面骨折の有無でした。
夜を徹して行われた精密検査の結果、「頭蓋骨骨折や脳出血などの器質的病変は認められない」という診断が下されました。重度の脳震盪と頭部打撲による強い頭痛やめまいは残っていたものの、緊急手術などの外科的処置を要する異常は見当たらず、大事には至りませんでした。
その後は経過観察のための短期入院を経て、医師の許可を得て自宅療養へと移行。退院直後は「試合前後の記憶が一部抜け落ちていた」と語る場面もありましたが、時間の経過とともに認知機能や身体のコンディションは順調に回復へと向かいました。