一和のあぶり餅は、極めてシンプルでありながら職人の研ぎ澄まされた勘によって仕上げられます。近江産の上質な餅米を使った餅を親指大にちぎり、きな粉をまぶして竹串へと手際よく刺していきます。
注文が入ると、店頭の囲炉裏に設えられた備長炭の強火で一気に炙られます。焦げ目がついた熱々の餅に絡めるのは、京都の老舗「本田味噌本店」の白味噌をベースに仕立てた秘伝の白味噌だれです。炭火の心地よいほろ苦さと、きな粉の豊かな風味、そして白味噌の上品でまろやかな甘じょっぱさが口の中で見事に調和します。小ぶりなサイズ感も絶妙で、1人前(11本程度)もあっという間に平らげてしまう軽やかな後味が魅力です。