野沢さんのキャリアを語る上で欠かせないのが、世界的なメガヒット作『ドラゴンボール』シリーズです。主人公・孫悟空をはじめ、息子の孫悟飯、孫悟天、さらには悟空の父親であるバーダックや敵役のゴクウブラックに至るまで、血縁関係にあるキャラクターの演じ分けを一人でこなす超人的な演技力は、原作者の故・鳥山明氏からも絶大な信頼を寄せられていました。
その功績は国際的にも高く評価され、2017年にはゲーム分野において2つのギネス世界記録に公式認定されました。
- 「ひとつのビデオゲームのキャラクター(孫悟空)を最も長く演じた声優」(認定当時:23年218日)
- 「ビデオゲームの声優として活動した最も長い期間」(認定当時:23年218日)
この記録はその後も作品がリリースされるたびに自己更新され続けています。悟空だけでなく、『ゲゲゲの鬼太郎』の初代・鬼太郎役(後に第6期では目玉おやじ役を担当)や、『銀河鉄道999』の星野鉄郎役など、日本の少年ヒーロー像そのものを形作ってきた歴史が、現在の確固たる地位を築き上げました。